好きのおもさ
「とりあえず私、今から教室に戻る。
だから離して」
壁に押さえつけられている私は、宇川くんに解放を求めた。
気に食わない表情をしている宇川くん。
だけど何も言わずに離してくれた。
その意図も考えずに私は落ちたカバンを拾って校舎に入った。
少しすると彼も私の後にいるのがわかった。
そして廊下にいる中島君。
どうやら朝の時間は終わったみたいだ。
もうすぐで一時間目が始まる。
私は中島くんに迫った。
「なんだよ」
機嫌の悪い口調。
私に対してだから仕方ない。
「宇川くんに何言ったの?」
「は?
別に…。 体育大会終わったあとは何も言ってねぇよ」
正直に話してくれない。
わかってたけど。
「ちゃんと教えてよ!!
何言ったの!?」
剣幕が悪くなる。