好きのおもさ
それを察知した中島くんのクラスの子は、私たちの方を見る。
中島くんと白川さんの私に対しての様子を、宇川くん以外誰もが知らない。
だからこのやりとりを大げさにしたら、相手の立場がまずい。
でも私はそんなこと気にしない。
だって向こうの方から始めたことなんだから。
そのうち、白川さんもやってきた。
宇川くんはと言うと。
私の視界に入らない所で背もたれにもたれ、様子を観察している。
「ちょっとなんなの?!急に。
どうしたっていうの」
いつもみんなに振舞っている明るい感じで、白川さんは私に聞いている。
彼女の心で思っていることが分かる。
何でこんな所でみんなに聞こえるように言ってるんだ。
私たちの目論見が知られてしまうではないか。
そんなことを思っているはずだ。
「さゆりちゃんには関係ない…」
小さくぼそぼそと言う。
二人には微かに聞こえていた。
中島くんは
「おいお前、何言ってんだ!!?
小百合も大いに関係してることくらい、分かってんだろ!!
なのに何なんだよ、そういう言い草!!」