好きのおもさ

白川さんを宥める言葉をかける。


そして白川さんはーー

「あんた、本当にそう思ってんの?」


怖い目で私を睨みつける。



私たちのやり取りを見ていた無関係者が、徐々に集まって話し始めている。



「おい、あの転校生がきれてるぞ」


「白川さんもあんなに怖い目してるー」


「あの子、なにしたんだろうね~」



教室の窓から次々と呟かれる。


「やっぱり何でもない」


自分から聞き出したくせに、周りがいると逃げようとする。


それに気に食わない白川さんは、爆弾発言をした。



「私たちの大切な人を見殺しにしたくせに、また目の前のことから逃げるわけ?!」


白川さんの声が、廊下、教室に響いた。


小声で野次を飛ばしていた連中は、一瞬黙る。



そして私を非難する目で、再び話し始めた。



この瞬間、私の全てが終わった。


私のクラスの人にも、少人の人が聞いていた。



そして急いで自分のクラスに戻った。


きっと今の白川さんの言葉を聞いたんだろう。



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