好きのおもさ
もうやだ…
このまま黙って教室に戻ると、今まで注目されていたクラスの子たちと
同じ視線を向けられる。
そして再び悪口を言われる。
私の居場所が無くなる。
自分のすべきことがわからなくなり、私はカバンを落として体を崩した。
また涙が出そうになるのを、必死に抑えた。
そんな時。
今まで黙って見ていた宇川くんが動き出した。
泣いているのを堪えている私の隣に来て座り込む。
「あいつの言葉なんて気にすんな。
お前はもう友広っていう奴のこと、最後まで諦めなかったんだよな」
何であの時のことを話してないのに、そんなこと言えるの?
あ、白川さんが見殺ししたくせにって言ったからか。
宇川くんは自分なりに、私を落ち込ませないようにしてくれている。
だけど私は素直じゃない。
だからかわいくないことを言うのだ。
「そうやって私一人が苦しんでる中、自分が助ければ思いに応えてくれるとでも思ってるの?!
冗談じゃないよ。
今まで私の何を見てきたの?!」
中島くんや白川さんが見守ってる中ーーー