好きのおもさ
不貞腐れているわけでもなさそうだし、哀しい目をしてるわけもない。
だけど見ていられなかった。
「立山、ちょっと来い」
先生から呼び出しを喰らった。
宇川くんは着席するわけでもなく、私の後を追った。
カウンセリング室に連れて行かれた。
ここは大体面談する時に使われるみたいだ。
この学校にはそんな小部屋がいくつか設けられている。
無言で3人は座った。
先生を前にして、右側に宇川くん。
ドア側に宇川くんがいる。
思わずドアの方に寂しい視線を送った。
先生と向き合っている宇川くんは、私のそんな視線に気付いてるのかはわからない。
「まずは。 立山。
何で今朝朝学習に参加しなかったんだ」
いつもの優しい口調の先生はどこかに行っている。
こんな感じで追求されるのだと思うと、嫌になる。
「教室に…居たくなかったからです」
「…・。何をくだらないこと言ってるんだ。
立山らしくないぞ」