好きのおもさ
どれくらい見ていただろうか。
それも考えずにはっと我に返る。
「おねえちゃ~ん!!」
どこかで聞いたことのある声が聞こえた。
振り返って声がした方を見てみる。
「…三希?」
ふと漏れる声。
それに反応するかのように、三希は小さな身長で私の足に抱きついてきた。
「お姉ちゃん!!」
急に甘えてくる三希。
彼女にも伝わる自分の不安。
どうすればいいのかわからない。
「どうしたの、急に?」
とりあえず三希に疑問をぶつける。
「会いたかったー!!」
とだけ、三希は言った。
裏に何もない三希の笑顔を見ていると、こっちもだんだんと顔が綻んでいく。
そして心も少しだけど、晴れて行ってる気がする。
「おねーちゃんは何してたの?」
まだ私から離れようとしない三希は、小さな身長で私を見上げる。
「川を見てたんだよ」