好きのおもさ

三希が激しく咳き込み、動かなくなってしまった。


「三希!!!?」


あの時のことを思い出して怖くなる。


友広くんが急に動かなくなったことを。


またそうなるんだって怖くなった。


「三希!!三希!!」


ようやく三希を抱き寄せることができた。


しかし三希は顔色が悪く、水を飲んだせいか動きがない。



急いで岸に戻る。


「三希!?三希!?」


岸に戻り三希を座らせる。


背中を叩き、強引に水を出そうとする。


パニックを起こし、この時何をすればいいか頭が働かない。



「立山、三希は大丈夫なのか!?」


宇川くんが慌てて私の方に戻る。


宇川くんは現状に慌てる。



「ゲホッゲホッ」


咳き込んだ三希は、ようやく意識を取り戻した。



「良かったー」


安堵の息を吐く。


少しぼーとしていた三希だが、現状を掴めると行動した。


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