好きのおもさ
「怖かったよ~」
私に勢いよく抱きつく三希。
彼女が震えてるのが分かる。
「もう大丈夫だから」
彼女を安心させるように、力を込めて抱きしめた。
冷たい風が、私たちの濡れている体を皿に冷ます。
寒くて私はくしゃみをした。
「寒いだろ、家に帰るぞ」
宇川くんは自分の荷物と、私の荷物を持ってくれた。
「じゃあ三希をよろしく」
と言って三希を宇川くんに任せようとした。
「やーだ!!
おねえちゃんも一緒!!」
だけど三希は私から離れてくれない。
こんなこと言われたら、また宇川くんを家に上げないといけなくなる。
「じゃあ今日は、俺ん家行くか!?」
この空気ににつかないテンションで、宇川くんは提案した。
「行く行く!!」
さっきのことがあったのにも関わらず、三希はご機嫌だ。
「だったら尚更三希とだけで行きなよ」
「ダメ。おねえちゃんも行くの」