好きのおもさ
「たちやま~!!
俺の兄ちゃんの服着てる~!!
おまえ、俺の兄ちゃん好きなのか?」
……
弟の発言で私は一時動作が止まる。
ガッツリ男物の服を着ている私。
それに気に入らない自分。
「とにかく、私はもう帰るから。
三希、帰るよ」
そうは言ったが、三希は帰る気がないみたいだ。
どうやらコイツの弟のことが気になるようだ。
「三希?」
「まだここにいたい!!」
はぁ。まぁそれでもいいか。
帰りは宇川くんに任せればいいし。
「じゃあ私は帰るから。
三希はこの人たちと帰りなよ」
と宇川くんの方を指しながら言った。
「え~。
おねえちゃんもいようよ!」
と手を掴まれる。