好きのおもさ
どうやら今私が思ってたことも、わかったみたいだ。
意外とこいつを侮れないなと思った。
宇川くんの言葉で私の心は温かくなった。
そして突然話を切り替えた。
「『約束…守ってね…』」
「は?どうしたんだよ急に」
彼が不思議がるのは当然のことだ。
これから私は、過去に起こったことを話すんだから。
「友広くんが死ぬ前に言ったんだ。
もっとほかの事言われるのかと思ったのに。
泣き喚くかと思った。
それなのに友広君、私を責めたりしなくて約束守ってって…
助けようとした手が止まった。
私の手が止まるのと同時に、友広くんが目を閉じた。
そして持っていた買い物袋を掴む力が無くなったんだ」
やばい…。
自分から話し始めたことなのに、これだけのことで涙が出そうになる。
「いいんだよ、無理に話さなくて。
俺は昔の立山、嫌いじゃないんだから」
まっすぐと私の目を見る宇川くん。