好きのおもさ

確かにあの時のことを思い出してる私は、涙が出そうなのを我慢している。


止めようと思っても、次々に思い出しては話してしまう。


こんなことして、さっき風呂に入って体を温めたばかりなのにまた冷やすことになる。



それに今、頭が痛い。


宇川くんが話を止めたことで、私は過去を話さなかった。



「頭痛い」


そう言って私は芝生の上をゴロンと寝転がる。



あ…なんかちょっと楽だな。


そう思って軽く目を閉じる。



「おい、立山!!寝るな!!

風邪引くぞ」



私の行動にすぐさま否定する宇川くん。


「頭痛い…

ちょっと休むだけ」



「それなら家に帰って休め!!


俺がおぶってやるから!!ほら、背中に乗れよ」


と宇川くんは私の前でかかんでくれる。


宇川くんが私をおんぶする?


いやいや…ダメだよ、そんなこと。


「いい。そんなことされたくない。


私は自分で帰れるから。


ありがとう、気持ちだけもらっとく」


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