好きのおもさ
そして私のクラスは、腑に落ちない状態となった.
表彰式、閉会式を終えるとみんなで教室に戻った.
もう今日はこれで終わり.
だけどこのクラスの雰囲気は、いつまで続くのだろうか.
やっぱりこれは私が原因.
だから私はクラスに溶け込もうと思わないのだ.
「今日の球技大会、お疲れ!
男子はすぐに敗退していたが、女子!!
いい試合してたな!!」
私の気持ちも知らないで、先生は得意げに言う.
やめてほしいものだ.
「よし!明日は休みだ!!
存分に休め!!
号令!!」
先生の話が終わり、号令を委員長がかけた.
私は即座にカバンを持って、下駄箱へと駆けた.
「お疲れ!! 加奈ちゃん.
相変わらずだけど、帰るの早いね!!」
私を追いかけた人が声をかける.
「早く帰りたいからね.
今日とか・・・ごめんなさいね.
私のせいで、優勝出来なくて」
「大丈夫だよ!!
大体みんなそんなに優勝とか狙ってるワケじゃなかったし」