好きのおもさ


自分の家に着くと、できる限りのおもてなしをした。


お姉さんは「気を遣わなくていいよ」と言ってくれるが、やっぱりペコペコしたくなる。



「少し重い話をするけど、いいかしら?」


と宇川くんに配慮するお姉さん。


今回私が宇川くんを誘ったけど…。


正直彼にとっては気まずい話をするから、どうなんだろう…。



「俺は構わないですよ。


少しでも昔の立山知りたいし。


俺のことは気にせず話してください」



大人な対応をする宇川くんに、安心する。


そこまで今日家に来たことを後悔してないみたいだからだ。



「ママ~ ねむいよ…」


ここでお姉さんの息子が言う。


彼は恐らく…3歳未満の子なんだろうな。



「じゃあ私の寝室使います?」


そうお姉さんに聞いてみる。



「でも…」


遠慮がちになる所は、やっぱり大人だ。


それに対して私はまだまだ子供の面を卒業できない。



「どうせこれから長い話をしますし。


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