好きのおもさ
ここらへんで寝るより、布団を使って寝たほうがいいでしょうし」
「じゃあお言葉に甘えるね」
お姉さんは悩んだ末、私の提案に賛成してくれた。
子供を布団に案内し、元の2人が机を囲んでる位置に戻る。
「ずっと聞きたかったんだけど…、加奈ちゃんはさ…
友…広のことどう思ってる?
まぁこの様子だと、ものすごく気にしてるみたいだけど」
お姉さんは戸惑いながらも、聞いてくる。
私はそのことについて、嘘の気持ちをいう気はさらさら無い。
「かけがえのない存在ですよ、今でも。
もし彼が生きてたら…って考えると、そのことを考えてる時間が何よりも楽しいです。
今でも仲良くしてるんじゃないかって、考えられて」
本当に今でも友広くんに生きていてもらいたい。
あの時の自分がもう少ししっかりしていたら、有り得た出来事だ。
自分の無力さが生み出した結果だ。
「そっか…」
「一番辛いのは、お姉さん、いや友広くんの家族…。
自分がのうのうと生きてるのが、許せない時が多々あります」
真剣に聞いてくれる彼女に、ついつい正直に言ってしまう自分。