好きのおもさ

私が渡したものは、自分がカバンにつけてるキーホルダーと似ている所がある。



しかし今私たのは、クマがFOREVERと書かれた板を持っている物。



それも友広くんが買ったもの。



『ねぇねぇ、FOREVERってどういう意味?』


友広くんが不思議そうに聞いてくる。


10歳だった私にもわからなかった。


だから正直にそう言うと…。



『悪い意味じゃないよね!!』


とご機嫌に言いながら、財布を取り出していた。


『あ…』


小銭入れを見ている友広くんは、冷や汗を流す感じになる。


この様子で大体の想像はできるが…。



『お姉ちゃん…

これ、買えないや。


せっかく渡したい人がいたのに』


ものすごく残念そうな顔をする友広くんを、放っておけなかった。



だから友広くんと誰かの為に、私は買ってあげた。



『おねえちゃん、ありがとう!!」


満面の笑みを見せつける友広くんに、嬉しさが止まらなかった。




『それ、誰にあげるの?』






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