好きのおもさ
本格的に死のうとした。
そんな時…。
友の訃報を知った。
どうして友が死んだの、何で私じゃなかったんだって。
ずっと心に引っかかったり、痛んだりした。
私の方が死んだ方がよかったんじゃないかって。
それから事件のこと知って、思いっきり落ち込んだ。
犯人である加奈ちゃんが憎くなった。
でも事件のことが事細かに書かれている資料を読んで、考え直した。
加奈ちゃんは私に命の大切さを教えてくれたなんじゃないかって。
そう思ったら、加奈ちゃんを憎めなくなった」
打ち明けてくれるお姉さんの過去。
それはやっぱり明るいものではなかった。
私のこと前向きに捉えようとしてくれるお姉さんに、どんな言葉をかけたらいいかわからない。
それに目の前には涙を堪えようとしてるお姉さん。
「加奈ちゃんがあんなことしてなかったら、自分が自分を殺してた。
死んでるから罪に問われないし、命の重さも分かんなかった。
でも加奈ちゃんが教えてくれた。
手段はよくなかったけど、それを気づかせてくれた加奈ちゃんに感謝してる」
今までこんな風に本気で感謝されるなんて、思ってなかった。
「私がしたこと、無駄じゃなかったってことですか…?」