好きのおもさ
ぼくはここに残っとく』
『何弱気言ってんの!?
いい?私は絶対に友広くんをこのデパートから出させてあげるから!!
だからそんな暗いこと言わないの!!』
絶対弱音なんか吐かないと思ってた。
だけど意外と簡単に予想を裏切ってくれて。
『無理しないで!!
おねえちゃんだけでもいいから、助かって!!』
友広くんが残りの力を振り絞って、私に訴えたことがわかった。
友広くんが喋ってる時に、何かが私の体についていくことに気づく。
なんだろうと思って触ってみたら、赤いもの。
そう、友広くんは頭から血を流していた。
もうどうすればいいかわからなかった。
だから友広くんが言ったみたいに、その場に横たわらせたんだ。
『ごめんね、ごめんね友広君。
本当にごめん…。』
涙を流しながら謝ってると、友広君、何言ったと思う?
『ぼく…字が書けるように…なって…ニッキ書いてるんだ。
もう…むりだよ。
だから…おねえちゃん、ぼくの代わりに書いて?』
弱々しい友広くんの一言一言が、私の胸に突き刺さる。