【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
二幕目の、物語の醍醐味ともいえる圧巻の歌合戦に、休憩の間も現実世界に戻れないまま、最終の三幕目。
時が経ち、ローマから帰る巡礼者の中にタンホイザーを見つけられなかったエリーザベトは、ヴォルフラムの制止を振り切って、闇夜に天国へと続く道へ旅立った。
彼女が去った後、ヴォルフラムの元にタンホイザーが帰って来て、ローマで許しを得ることができなかったと嘆く。
自暴自棄になったタンホイザーは、止めるヴォルフラムを振り切って、禁断の地ヴェーヌスベルクに行こうとしたが、そこにエリーザベトの棺が運び込まれる。
彼女の死に絶望したタンホイザーは、そこで息絶えたけれど、魂は救済されたのだ。
何故なら、エリーザベトの死が彼の魂を救ったからである。
彼女の魂がタンホイザーの魂を包み込み、救済する物語の最後。
全てが終わった頃には三時間近く経っていたけれど、私は物語の世界からなかなか目覚められないでいた。
時が経ち、ローマから帰る巡礼者の中にタンホイザーを見つけられなかったエリーザベトは、ヴォルフラムの制止を振り切って、闇夜に天国へと続く道へ旅立った。
彼女が去った後、ヴォルフラムの元にタンホイザーが帰って来て、ローマで許しを得ることができなかったと嘆く。
自暴自棄になったタンホイザーは、止めるヴォルフラムを振り切って、禁断の地ヴェーヌスベルクに行こうとしたが、そこにエリーザベトの棺が運び込まれる。
彼女の死に絶望したタンホイザーは、そこで息絶えたけれど、魂は救済されたのだ。
何故なら、エリーザベトの死が彼の魂を救ったからである。
彼女の魂がタンホイザーの魂を包み込み、救済する物語の最後。
全てが終わった頃には三時間近く経っていたけれど、私は物語の世界からなかなか目覚められないでいた。