【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
星空を眺めながら、隣同士寝転がる私達は、自然と手を繋ぐ。



「ねぇ雅治、雅治はさ、どうして私のこと好きでいてくれるの?」



普段、皆がいる時だとなかなかか聞けないことだから、今ならと思い尋ねてみる。



すると、雅治は白い肌を夜空の下でも分かるくらいに赤く染めた。



「……言わなきゃならん?」



「うん、ダメ。」



そんな雅治が可愛くて、ちょっとだけ意地悪なことを言うと、雅治は真剣な顔になる。



「でーじなくとぅやっさーから、やまとぐちであびるから、聞き逃すなよ。」



「分かった………。」



その真剣な色に染まったターコイズブルーの瞳に捉えられ、私の胸の鼓動が加速する。



一言一句全てを私に伝えるように、雅治は慣れない標準語で、鈍りながらも話し出す。
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