【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
「腐ってもイナグですからねぇ。畳の跡が顔についたら可哀想だと思ってね。」



「お…おおっふ。そりゃどうも。」



ってか『腐っても』とか余計な一言過ぎるんだけど。



「さて、起きたことだし、着いて来なさい。良いもの見せてあげますよ。」



何が面白いのか、まだクスクス笑っている永太。



「良いもの…?ってか、今何時?」



「着いたら分かりますよ。時間は、20時過ぎてますけど。」



私、何時間雑魚寝してたんだ。ってか、永太は何時間膝枕してくれてたんだ!



「膝枕のお礼は後でたっぷり貰いますから、心配なさらずに。」



…なんて告げた永太が鬼畜な笑みを浮かべたことにより、心配せずにはいられなくなったけどな。
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