【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
「い………今、キッ………!」



「膝枕のお礼、これで許してあげますよ。」



その、思いもよらない永太の行動に、私は口をあんぐり広げたまま、蛍と戯れる永太を見つめることしか出来なかった。



「なっ、なっ、なっ!キザ、過ぎるわ!」



「褒め言葉として受けましょう。」



チクショー…蛍と美形の組み合わせが素晴らしすぎて、何にも言い返せない。



人の唇奪っといて、全く悪気無さそうだし、もう、意味わかんない!



永太って、私のこと、ペットかなんかだと思ってるよね、絶対。



感動で出てた涙も、驚きで思わず引っ込んだっつうの。
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