この運命を奇跡と呼ぶならば。
少し間が空いたものの短く簡潔に答えた桜に声を掛けたのは沖田だった。
「僕はやめておいた方がいいと思うけどね。吐きそうになると思うよ。」
「いい。行ってくる。」
(行こう。この声がいつまでも続いてるのは気分が悪いもの。)
桜はずっと思っていたのだが、昨夜から屯所では男の叫び声が途切れ途切れだったが聞こえていたので、そんな叫び声は桜の嫌な記憶を呼び起こすだけだったので終わられせようと自ら拷問部屋へと向かった。
--------------------
----------------
-------------
----------
「ウッ…!」
桜が拷問部屋へと入った瞬間、噎(む)せ返るような血の匂いが充満していた