この運命を奇跡と呼ぶならば。


「うーむ。歳、どうする?池田屋の可能性も捨てきれんだろう。」



近藤さんも土方も迷っている様子でどうするか決めかねているようだったが、唐突に土方が口を開いた。


「隊を二つに分けよう。山南さん、今動ける隊士は何名いる?」



「34名です。皆、怪我などで動ける者が少ないのです。」


「じゃあ、私が10名で行こう。」


「近藤さん!!」


声をあげたのは土方だ。だが、それを宥める様に口を開いた。


「だが、総司、平助、永倉、斎藤を連れて行く。」


「はぁ…わかったよ。山南さんは屯所で待機して居てくれ。俺なら薄手になったところを狙うからな。」


「えぇ。わかりました。屯所は任せておいて下さい。」


そうして、話が一段落着いた時、バタバタと廊下を駆ける音が聞こえてくると勢いよく障子が開いた。
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