相容れない二人の恋の行方は
「そ、そういえば。木崎さんに連絡を取りました。事情を説明して……とりあえず、弘毅さんとの連絡先を交換して……あとは、二人のことなのでどうなるかは分かりませんが……」
「へぇ、そう」
「……気にならないんですか?」
「なぜ」
「なぜって……」
二人とも新谷にとって他人ではない。特に木崎さんとは幼いころから互いを知り合う幼馴染だ。
「今更なんですけど私……少し心配で。弘毅さん明るくてとても気さくな人なんだけど……ちょっと、積極的と言うか、強引なところが……」
「相手が弘毅じゃなくても、密室で男と二人きりになるということはそれなりの覚悟は出来てるってことだろ。その気がないなら、そんな状況を作ったりしない」
チクチクと言葉の棘が突き刺さる。確かに私のとった行動は軽率だったかもしれないけど……
じゃ、じゃあ今のこの状況は!? 密室で……毎日異性と二人きりなんですけど?
「まなは、それくらいのこと分かってると思うけど」
新谷の言うことは正しいことかもしれないけど、もう少し心配してもいいんじゃないかな。木崎さんと二人の時は彼女のことをまなと呼び、時々私の前でもその愛称で呼ぶほど仲がいい幼馴染で、過去に二人はただの幼馴染とは言えない関係にあったという話も聞いている。
……あぁ、まただ。最近時々感じる、胸の奥をきゅっと掴まれるような息苦しい感覚は一体何なのだろう。
「真由子? どうした?」
「……へ? はっ、ご、ごめんなさい!」
「ここ最近真由子の様子がおかしいのってやっぱり、ボクが突然告白したせいだよな」
「……なっ」
出来るだけ避けたい話題に、私は視線をテーブルに向けたまま泳がせる。
「真由子にしてみたら突然かもしんないけど、ボクからしてみれば昔からのことで……」
「や、やめてくださいよ! あんまり、からかわないでください……!」
「からかってない。人の気持ちをからかうような悪趣味な冗談は好きじゃない」
「だって、信じられるわけがないじゃないですか!」
私たちはあまりにも育った環境も価値観もすべてが違いすぎるし、並ぶにしても、不釣り合いだ。
頭も体も、一気にかっと熱が上がった。
「へぇ、そう」
「……気にならないんですか?」
「なぜ」
「なぜって……」
二人とも新谷にとって他人ではない。特に木崎さんとは幼いころから互いを知り合う幼馴染だ。
「今更なんですけど私……少し心配で。弘毅さん明るくてとても気さくな人なんだけど……ちょっと、積極的と言うか、強引なところが……」
「相手が弘毅じゃなくても、密室で男と二人きりになるということはそれなりの覚悟は出来てるってことだろ。その気がないなら、そんな状況を作ったりしない」
チクチクと言葉の棘が突き刺さる。確かに私のとった行動は軽率だったかもしれないけど……
じゃ、じゃあ今のこの状況は!? 密室で……毎日異性と二人きりなんですけど?
「まなは、それくらいのこと分かってると思うけど」
新谷の言うことは正しいことかもしれないけど、もう少し心配してもいいんじゃないかな。木崎さんと二人の時は彼女のことをまなと呼び、時々私の前でもその愛称で呼ぶほど仲がいい幼馴染で、過去に二人はただの幼馴染とは言えない関係にあったという話も聞いている。
……あぁ、まただ。最近時々感じる、胸の奥をきゅっと掴まれるような息苦しい感覚は一体何なのだろう。
「真由子? どうした?」
「……へ? はっ、ご、ごめんなさい!」
「ここ最近真由子の様子がおかしいのってやっぱり、ボクが突然告白したせいだよな」
「……なっ」
出来るだけ避けたい話題に、私は視線をテーブルに向けたまま泳がせる。
「真由子にしてみたら突然かもしんないけど、ボクからしてみれば昔からのことで……」
「や、やめてくださいよ! あんまり、からかわないでください……!」
「からかってない。人の気持ちをからかうような悪趣味な冗談は好きじゃない」
「だって、信じられるわけがないじゃないですか!」
私たちはあまりにも育った環境も価値観もすべてが違いすぎるし、並ぶにしても、不釣り合いだ。
頭も体も、一気にかっと熱が上がった。