相容れない二人の恋の行方は
放課後、今日こそは先に逃げ出して帰ろうとしたけど、いつも簡単に捕まってしまう。
「吉井さーん! 新谷君が探してたよぉ? ほら、行こう?」
他人を使うなんてずるい……! もしかして私、全校生徒から包囲されてる!?
クラスメイトに手を引かれて教室に戻ると、扉前で新谷と幼馴染の木崎まなみさんが話しをしていた。木崎さんとはクラスが違うけど、新谷と一緒にいる時に何度か会話をかわしたことがあった。
「まな。なにか用?」
「今日クラブが休みなの。だから千智、久々に一緒に帰らない?」
「ごめん。先に約束があって」
ばちっと新谷と目があった。
「彼女、編入してきたばっかでまだ調子が出ないのか先月のテスト散々でさ。次の期末はボクが面倒をみてあげようと思って。ほら、期末まで一週間切ってるだろ?」
「ふーん。そっかぁ。うん! 分かった。じゃ、またね!」
木崎さんは私に向かっても笑顔を見せると「吉井さんも、バイバイ!」と手を振って去って行った。
……あんなに可愛らしい子の誘いを断って私といようだなんて。どんな神経してるんだろう。
「吉井さーん! 新谷君が探してたよぉ? ほら、行こう?」
他人を使うなんてずるい……! もしかして私、全校生徒から包囲されてる!?
クラスメイトに手を引かれて教室に戻ると、扉前で新谷と幼馴染の木崎まなみさんが話しをしていた。木崎さんとはクラスが違うけど、新谷と一緒にいる時に何度か会話をかわしたことがあった。
「まな。なにか用?」
「今日クラブが休みなの。だから千智、久々に一緒に帰らない?」
「ごめん。先に約束があって」
ばちっと新谷と目があった。
「彼女、編入してきたばっかでまだ調子が出ないのか先月のテスト散々でさ。次の期末はボクが面倒をみてあげようと思って。ほら、期末まで一週間切ってるだろ?」
「ふーん。そっかぁ。うん! 分かった。じゃ、またね!」
木崎さんは私に向かっても笑顔を見せると「吉井さんも、バイバイ!」と手を振って去って行った。
……あんなに可愛らしい子の誘いを断って私といようだなんて。どんな神経してるんだろう。