相容れない二人の恋の行方は
自分の部屋に荷物を置きリビングに向かうと、まだ寝間着姿の起き抜けの新谷とばったりと鉢合わせた。目もまだうつろで眠そうだ。
「今、起きたんですか……?」
「あ、真由子? 今帰ったんだ」
「はい……」
今日は朝から新谷と一度も顔を合わせていなかった。
「昨日、夜弘毅に呼び出されてずっと徹夜でビリヤードに付き合わされたんだよ」
「じゃ、じゃあ朝帰ってきたんですか?」
「うん。ボクたち互いに負けず嫌いだから終わんなくて」
「お互いに勝って終わりたいとなると……永遠に続きますよね」
「そういうこと」
「何か飲みますか?」
「ありがとう」
二つのグラスにウーロン茶を注いでソファに座る新谷の目の前のテーブルに置いた。私はテーブルを挟んでクッションの上に座った。
「今日はまなみと出かけてたんだっけ?」
「はい」
「弘毅とまなみ、付き合ってるんだってね。昨日聞いた」
「えぇ」
「知ってたんだ。だったら教えてよ」
「いや……他人のことをベラベラしゃべるのもどうかと……」
「他人じゃないじゃん」
「まぁ、そうですけど……」
新谷はグラスに手を伸ばしながら時計を見て「もうこんな時間か」と呟いた。
「寝て一日が終わるのはもったいない。これから出かけよう」
「……はい?」
「デートしよう」
「えっ? で、デートって、私も行くんですか!?」
「当たり前だろ? 着替えてくる」
新谷はグラスに入ったウーロン茶を一気に飲み干すと立ち上がった。そして自室に入る前に一度こちらを振りかえった。
「夜は寒いから真由子も着替えた方がいい」
「はい……」
パタンと閉まる扉を見届けてから私も立ち上がる。
とりあえず、帰宅して即出かけることが決まった。どこに行くのだろう? とにかく言われたとおり上着を暖かいものにでも変えよう。洋服も、パンツからスカートに変えた方がいいかな? いや、暖かい格好をしなきゃいけないのにスカートに着替えるのは変か。
ふと、壁に掛けられたカレンダーが目に入る。気付けば十一月も終わろうとしていた。本格的な冬がもうすぐやってくる。
「今、起きたんですか……?」
「あ、真由子? 今帰ったんだ」
「はい……」
今日は朝から新谷と一度も顔を合わせていなかった。
「昨日、夜弘毅に呼び出されてずっと徹夜でビリヤードに付き合わされたんだよ」
「じゃ、じゃあ朝帰ってきたんですか?」
「うん。ボクたち互いに負けず嫌いだから終わんなくて」
「お互いに勝って終わりたいとなると……永遠に続きますよね」
「そういうこと」
「何か飲みますか?」
「ありがとう」
二つのグラスにウーロン茶を注いでソファに座る新谷の目の前のテーブルに置いた。私はテーブルを挟んでクッションの上に座った。
「今日はまなみと出かけてたんだっけ?」
「はい」
「弘毅とまなみ、付き合ってるんだってね。昨日聞いた」
「えぇ」
「知ってたんだ。だったら教えてよ」
「いや……他人のことをベラベラしゃべるのもどうかと……」
「他人じゃないじゃん」
「まぁ、そうですけど……」
新谷はグラスに手を伸ばしながら時計を見て「もうこんな時間か」と呟いた。
「寝て一日が終わるのはもったいない。これから出かけよう」
「……はい?」
「デートしよう」
「えっ? で、デートって、私も行くんですか!?」
「当たり前だろ? 着替えてくる」
新谷はグラスに入ったウーロン茶を一気に飲み干すと立ち上がった。そして自室に入る前に一度こちらを振りかえった。
「夜は寒いから真由子も着替えた方がいい」
「はい……」
パタンと閉まる扉を見届けてから私も立ち上がる。
とりあえず、帰宅して即出かけることが決まった。どこに行くのだろう? とにかく言われたとおり上着を暖かいものにでも変えよう。洋服も、パンツからスカートに変えた方がいいかな? いや、暖かい格好をしなきゃいけないのにスカートに着替えるのは変か。
ふと、壁に掛けられたカレンダーが目に入る。気付けば十一月も終わろうとしていた。本格的な冬がもうすぐやってくる。