恐愛同級生

「怖がらなくていい。もう白石はいないんだから。これでもう、俺たちの邪魔をするやつはいなくなったね?あっ、違う……。まだ三浦がいたね。市川も邪魔だけど……あいつは莉乃の親友だし……。女だからね。俺が少し我慢するよ。俺の努力も認めてくれよ」

「翔……何を言ってるの……?」

「くっくっくっ……俺が両手で白石の肩を押したら……あいつすっごい顔してたなぁ。莉乃も見ただろ?」

「肩を……押した……?」

確かに好未は翔の元へたどり着く直前、急に体を反らして階段から転がり落ちた。

翔の背中に隠れていたあたしはその一部始終は見えなかった。

もし、それが好未のミスではなく第三者の力が加わっていたとしたら……。

翔が好未を突き落としたんだとしたら……?
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