復讐ストーカーゲーム2
「お礼? そんなの別に要らないよ? 当たり前のことをしただけだし……」


「そんなの私が困ります! せめて電話番号かアドレスを教えてください!!!! 豪勢なお礼は出来ないですけど、気持ちですから!!!!」


――あれあれ? 私、蚊帳の外なんですけど。


霰……血色も良くなっているし、可愛いところもあるじゃん。私も恋したら、あんなふうになるのかな?


「わ、分かったよ。ん……でもスマートフォンに切り替えたばかりで、そういえば赤外線が付いていなかったんだよなぁ――

そうだ! プリクラを取らない? お礼はそれで良いよ」


「え……でもそれじゃ……」


「いいから早く早く」
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