復讐ストーカーゲーム2
「ごめんね、えっとそちらは……」


「霙です!!!!」


腕を組み、チラッと明かりが漏れる方を向いた。サイドカバーから見えた霰は困惑していた。


「霙ちゃんも一緒に撮ろうよ! 思い出、思い出!」


「私は大丈夫です!!!!」


――こんなにも早く、男に気を許すなんて……霰には後で説教をしなくっちゃ!


「霙も私も写真が好きじゃないんです。気を悪くしないで下さいね」


「そうなんだ。なにも知らないでごめんね……!? 霰ちゃんこのペンでデコッてみる?」
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