復讐ストーカーゲーム2
「ええ。勿論どうぞ! こちらの伝票に曲名を書いてくださいな。一曲100円です。テーブルの下にカラオケの本がありますから、それから選んでくださいな」


「ママサンキュ~!」


デロデロに酔っ払い気味のサラリーマン4人は、ネクタイを外し上機嫌だった。


「龍之介、顔に出ているわよ。ムッとしないの。ささっと作るから、待っていてね」


「沙蘭ママの焼きソバは格別よ! いつまでも待っているわ」


ママはウインクをこちらに投げかけると、前もって仕込んである材料を冷蔵庫から取り出し、フラインパンを温めた。


――いいわよねぇ……料理が出来る女って。私はどちらかというと食べる専門なのよねぇ……。
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