復讐ストーカーゲーム2

　ママは棚から慌しくお皿を二枚取り出し、フライパンから焼きソバをよそっていた。かつお節や青海苔も準備している。


「あれでしょう？　桃園結義の人物でしょう？　確か大酒飲みで、それが原因で足をすくわれたのよねぇ……今でもお酒が理由でダメージを食らっちゃうお話は沢山ありそうよね

はーい出来ました。うしろのお客様、すみませんが焼きソバを取りに来て貰えますか？　小さなお店なのでお願いします」


カウンターに二皿焼きソバが並べられた。私好みの、かつお節がたっぷり振りかけられてあった。


「はいはい～！　綺麗なママの為なら、それくらいお安い御用。それとこれ、カラオケの曲名ね」


「はい、了解しました。こちらで順々に番号を入れていきますね」


４人組の中で一番若そうな２０代後半の男性が焼きソバを取りに来た。