Under The Darkness





「切ったん!? 今話してたやないの!!」


「……3分だけと言いましたよね?」


 怒る私に、京介君、なんと手にはストップウォッチを持っていた。そのタイムがきっかり3分で止まっている。

 せっかく悠宇と話してたのに。

 悠宇、泣き声だったけど私を笑わそうとしてくれてたのに。

 やっぱり京介君は優しくない男だと、私はむっつりと京介君を睨んだ。


「……測ってたん。信じられへん男やな、自分」


「あの時よりまだ気持ちがマシって、今回のこと以外に何かあったと言うことですか?」


 突然聞かれた問いに、眉間に刻まれた皺がさらに深くなる。

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