この恋、国家機密なんですか!?


「あの、だけど、篠田さんは、唯さんのこと、ホントに好きなんだと思います。ほんとは、ずっとそばにいてほしいんじゃないかと思います。だって、大晦日にメールをしたこと、すごく怒られたもの。せっかく二人きりの旅行だったのにって……」


……怒ってたんだ……。

麻耶ちゃんは一生懸命、話し続ける。


「だから、あの……唯さんも、篠田さんが好きだったら……」

「麻耶、それ以上はお節介以外の何物でもないから」


高浜さんが麻耶ちゃんを止める。

彼女はしゅんとしてしまった。

聞けなかった言葉の続きを聞く代わりに、私は彼女にたずねる。


「……麻耶さんは……そんなに毎日心配なのに、どうして高浜さんのお嫁さんになろうと思ったんですか?」


すると彼女は、ぱっと顔を上げて、はっきり言った。


「好きになっちゃったからです!」


……その顔があまりにも真剣で、私は失礼だと思いながらも、吹き出してしまった。

か、かわいすぎる。

高浜さんは彼女の後ろで赤面している。


「そっか……」


宗一郎さんは、復縁する気はないと、はっきり言った。

結婚する意志も、ないと。

彼のそばにいるのは、そうとうな努力と根性が必要そうだ。

だけど……。



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