この恋、国家機密なんですか!?
「……で、どうして来てくれたの?」
ようやく質問を許されたのは、全てが終わったあとの夕食の時間だった。
私はお弁当を持っていたけど、宗一郎さんは珍しく手ぶらだったから、家にあったパスタをゆでた。
「誰かさんが、心配だったから」
「……ええっ」
「というふうに答えれば、唯は満足するんだろ?」
なによう、少し喜んじゃったのに。
って言うか、玄関でいいようにされても怒れないくらい、帰ってきてくれたのが嬉しいのに。
素直じゃないのか、本気で意地悪なのか……多分、というか絶対、後者だろう。
「仕事が意外に早く片付いてな」
「仕事って、宗一郎さんはやっぱり警察の人なの?」
じゃなきゃ、SPの知り合いなんていないよね。
それに、若い警察の人たちに偉そうに指示してたし……。
「……まあ、そんなようなもん」
「でも警視庁の人ではないって、高浜さんが言ってた」
「あのな、警察庁って聞いたことないか?」
……あるような、ないような?
刑事ドラマはあまり見ないし……。
「警視庁と警察庁って、どう違うの?」
私が質問すると、宗一郎さんは大げさにため息をついた。