愛を知る小鳥
週末、美羽が同居することを受け入れてからの潤の行動は早かった。
その日のうちに当座の着替えや仕事で必要なものなどの生活必需品を取りに戻り、翌日にはアパートの解約の手続きまで行った。契約は月末までとなったが、はじめは解約まではせずにしばらくの間の居候でと躊躇う美羽を尻目に、一時的に逃げたところで根本的な解決にはならないとバッサリ一刀両断された。荷物は後日業者に運んでもらうことになり、これで美羽は完全に同居人ということになってしまった。
「あの…本当にこの部屋を使っていいんでしょうか?」
「あぁ、もともと余ってた部屋だから気にせず使え」
案内された部屋は8畳一間で充分過ぎる広さだった。荷物はまだないので着替えくらいしか置くものがない。ガランとした部屋を見渡しながら、美羽は根本的な問題があることに気付いてしまう。
「あ、あの専務」
「ん?」
「お布団ってありますか? 私のベッドが来るまででいいので貸してもらえたらありがたいんですが…」
「ない」
あっさり否定されてしまった。
「じ、じゃあソファーをお借りしてもいいですか?」
「駄目だ」
「えぇっ!!」
予想外の拒絶2連発にすぐに言葉が出てこない。
「え、えーと、じゃあ簡単な毛布などを買いに行ってもいいでしょうか?」
「ダメ」
さらにバッサリ否定されてしまいついに途方に暮れてしまった。
その日のうちに当座の着替えや仕事で必要なものなどの生活必需品を取りに戻り、翌日にはアパートの解約の手続きまで行った。契約は月末までとなったが、はじめは解約まではせずにしばらくの間の居候でと躊躇う美羽を尻目に、一時的に逃げたところで根本的な解決にはならないとバッサリ一刀両断された。荷物は後日業者に運んでもらうことになり、これで美羽は完全に同居人ということになってしまった。
「あの…本当にこの部屋を使っていいんでしょうか?」
「あぁ、もともと余ってた部屋だから気にせず使え」
案内された部屋は8畳一間で充分過ぎる広さだった。荷物はまだないので着替えくらいしか置くものがない。ガランとした部屋を見渡しながら、美羽は根本的な問題があることに気付いてしまう。
「あ、あの専務」
「ん?」
「お布団ってありますか? 私のベッドが来るまででいいので貸してもらえたらありがたいんですが…」
「ない」
あっさり否定されてしまった。
「じ、じゃあソファーをお借りしてもいいですか?」
「駄目だ」
「えぇっ!!」
予想外の拒絶2連発にすぐに言葉が出てこない。
「え、えーと、じゃあ簡単な毛布などを買いに行ってもいいでしょうか?」
「ダメ」
さらにバッサリ否定されてしまいついに途方に暮れてしまった。