愛を知る小鳥
それからひたすら葛藤の日々を送った。
仕事をしていても、食事をしていても、何をしていても。潤の腕の中で眠っている時ですら、何度も目が覚めてしまうほど美羽の心は揺れていた。
彼は既に勘づいている。美羽が何を考えているのかを。
わかっているからこそあの『約束』を取り付けたのだろう。
勝手に離れていかせないために。
彼の傍にいたい。
ずっと一緒に生きていきたい。
彼となら何があっても怖くない。
ずっとそう思ってきた。今もその思いに寸分の揺るぎもない。
…けれど、自分が原因で彼に何かがあることだけは耐えられない。
もしあの時運が悪ければ…そう考えるだけで今も怖くて怖くて堪らない。
『 疫病神 』
投げつけられた言葉がどうしても頭から離れない。
彼と共に生きていけたらと夢を見た。
でもそれは自分にとっては行きすぎた夢だったのかもしれない。
誰かの幸せを奪ってまで夢を叶えることなんてできるわけがない。
いつから自分はこんな欲張りな人間になってしまったのか。
彼が生きてさえいてくれれば…
それだけで充分幸せを感じられる。
そのことをあの事件は教えてくれた。
このタイミングで彼が家を空けることも、きっと意味があることなのだろう。
美羽は揺らぎ続けた心を一つの決意で固めていた。
仕事をしていても、食事をしていても、何をしていても。潤の腕の中で眠っている時ですら、何度も目が覚めてしまうほど美羽の心は揺れていた。
彼は既に勘づいている。美羽が何を考えているのかを。
わかっているからこそあの『約束』を取り付けたのだろう。
勝手に離れていかせないために。
彼の傍にいたい。
ずっと一緒に生きていきたい。
彼となら何があっても怖くない。
ずっとそう思ってきた。今もその思いに寸分の揺るぎもない。
…けれど、自分が原因で彼に何かがあることだけは耐えられない。
もしあの時運が悪ければ…そう考えるだけで今も怖くて怖くて堪らない。
『 疫病神 』
投げつけられた言葉がどうしても頭から離れない。
彼と共に生きていけたらと夢を見た。
でもそれは自分にとっては行きすぎた夢だったのかもしれない。
誰かの幸せを奪ってまで夢を叶えることなんてできるわけがない。
いつから自分はこんな欲張りな人間になってしまったのか。
彼が生きてさえいてくれれば…
それだけで充分幸せを感じられる。
そのことをあの事件は教えてくれた。
このタイミングで彼が家を空けることも、きっと意味があることなのだろう。
美羽は揺らぎ続けた心を一つの決意で固めていた。