愛を知る小鳥
気が付けば辺りが暗くなり始めた頃、ようやく潤が口を開いた。
「美羽。今日はお仕置きだぞ」
「…え?」
やっと見ることができた彼の顔は先程までの弱々しさなどどこにも感じられず、どこか妖艶な瞳で微笑んでいた。こんな顔は見たことがない。途端に美羽の心臓が落ち着かなくなる。
「帰るぞ」
そう言うと美羽の手を固く握り、そのままマンションの中へと戻っていった。だがそれ以降はセキュリティーを解除している間も、エレベーターに乗っている間も、家の前まで歩いてきても、潤は一言も言葉を発することはなかった。それどころかこちらを見ようともしない。
きっと彼はとてつもなく怒っているのだ。
胸がざわざわと不安で押しつぶされそうになってくる。
「潤さ…んんっ!!」
バタンと扉が完全に閉まる前に、覆い被さるようにして唇を塞がれた。その勢いで体がドンと扉にぶつかるが、力を緩めるどころかさらに押しつけるようにして体を寄せてくる。頭をしっかりと固定されて微動だにできない。
「んん…っ…!」
少しの隙間も許さないとばかりに塞いでくるその強さに、まともに息を吸うことすらできない。こんなに激しい彼は見たことがない。まるでメラメラと燃える炎が見えるようだ。官能的な刺激にやがて体中から力が抜けていくと、そのまま膝からガクンと落ちていった体を大きな手が捉えた。
「あっ…?!」
激しく息が上がり力の入らなくなった体をいとも簡単に抱き上げると、そのまま廊下を突き進んでいく。歩く振動で履いていたパンプスがカタンカタンと振り落とされていく音がやけに響いて聞こえた。
そうして寝室の前までやって来ると、潤は躊躇うことなくドアを開けた。
「美羽。今日はお仕置きだぞ」
「…え?」
やっと見ることができた彼の顔は先程までの弱々しさなどどこにも感じられず、どこか妖艶な瞳で微笑んでいた。こんな顔は見たことがない。途端に美羽の心臓が落ち着かなくなる。
「帰るぞ」
そう言うと美羽の手を固く握り、そのままマンションの中へと戻っていった。だがそれ以降はセキュリティーを解除している間も、エレベーターに乗っている間も、家の前まで歩いてきても、潤は一言も言葉を発することはなかった。それどころかこちらを見ようともしない。
きっと彼はとてつもなく怒っているのだ。
胸がざわざわと不安で押しつぶされそうになってくる。
「潤さ…んんっ!!」
バタンと扉が完全に閉まる前に、覆い被さるようにして唇を塞がれた。その勢いで体がドンと扉にぶつかるが、力を緩めるどころかさらに押しつけるようにして体を寄せてくる。頭をしっかりと固定されて微動だにできない。
「んん…っ…!」
少しの隙間も許さないとばかりに塞いでくるその強さに、まともに息を吸うことすらできない。こんなに激しい彼は見たことがない。まるでメラメラと燃える炎が見えるようだ。官能的な刺激にやがて体中から力が抜けていくと、そのまま膝からガクンと落ちていった体を大きな手が捉えた。
「あっ…?!」
激しく息が上がり力の入らなくなった体をいとも簡単に抱き上げると、そのまま廊下を突き進んでいく。歩く振動で履いていたパンプスがカタンカタンと振り落とされていく音がやけに響いて聞こえた。
そうして寝室の前までやって来ると、潤は躊躇うことなくドアを開けた。