愛を知る小鳥
恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしすぎる…!!!
初めてなのに、あんなに声を出してしまうなんて。
初めてなのに、あ、あ、あんなに…
そこまで考えてブルブルと頭を振る。
思い出せば出すほど恥ずかしさで死んでしまいそうだ。

…でも。
こんな自分でもできた。
一生経験することはないと思っていたことを。
彼となら…潤さんとだから乗り越えることができた。
そのことに美羽は言葉にはできないほどの幸せを感じていた。

幸せな気持ちに浸りながら、美羽は潤の寝顔を見ようとゆっくりと顔を上げた。
____瞬間、フリーズする。

「……っ!!!!!」

「もう百面相は終わったか?」

目を動かした先で口元を緩めながら自分を見つめている男とバッチリ目があった。寝ているとばかり思っていたのに、一体いつから…

「じ、じゅんさ…いつから、起きて…」

「俺か? お前が起きる2時間くらい前かな。なんか早く目が覚めてさ」

そう話す彼はニコニコ顔でかなりの上機嫌だ。

「そんなに早く?! も、もしかして…」

美羽の言わんとすることを瞬時に察知すると、さらにニッコリと綺麗な笑みを浮かべる。

「あぁ。お前の寝顔を堪能させてもらってた。あとはさっきの一人芝居か?」

「ひっ…!」

潤の放った言葉にサーッと血の気が引いていったかと思えば、次の瞬間にはボンッと音がするほど真っ赤に染まり、美羽はとうとう顔を伏せてジタバタし始めた。

「もうもうもうっ、潤さんのバカバカバカ~~~ッ!!!」

「はははっ! だって可愛いからつい見るだろ? 男なら」

さらっと吐き出された甘い言葉にますます美羽は赤くなるばかりで潤の笑いは止まらない。
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