愛を知る小鳥

震えて言葉も出ない美羽に、潤はそれを取り出すと抱きしめるようにして後ろに手を回し、白いうなじの下でカチッと金具を留めた。

そうしてネックレスを身にまとった自分の妻の姿を正面から見据えると、満足そうにその顔を綻ばせる。

「すごく似合ってるよ」

「……っ、潤さんっ…!」

しばし放心状態で涙も止まっていた美羽だったが、我に返ると同時にわっと泣きながら潤の胸へと飛び込んだ。

「じゅんさっ…わたしっ、わたしの方こそ、潤さんには感謝しかなくてっ、いつもいつも幸せだって、ちゃんとそれを伝えなきゃってっ…!」

「うん。大丈夫、いつもこれでもかって伝わってきてるから」

「うぅっ…!」

飛び込んで来た小さな体を難なく受け止めた潤が、泣きじゃくる美羽の頭に何度も唇を落とす。

触れたところからじわじわと愛情が染みこんでいくように。

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