愛を知る小鳥
「…もちろん。あなたが与えてくれるものなら、何度でも」
自分をまっすぐ見つめたまま迷うことなくそう言い切った美羽に、潤の目が大きく見開かれる。
やがてそれが満面の笑みに変化していく様を見ながら、美羽もまた幸せそうに微笑み返した。
「…そっか」
「そうですよ?」
ははっと笑いながらコツンと額と額がぶつかり合う。
「じゃあ二人きりのこの時間を少しも無駄にはできないな」
「…でも、手加減はしてくださいね?」
「それは保証できない。煽った責任は取ってもらおう」
「責任って…わっ?!」
横たわったままだった体がいとも簡単に宙に浮く。
驚きに目を丸くした美羽にうっとりするほどの微笑みを浮かべると、
「さすがにここでずっとってのは子どもに顔向け出来ないからな。誰にも邪魔されない二人だけの場所へ行こう」
潤が舐めるように耳元で囁いた。
途端に真っ赤に染まることも全ては織り込み済みで、実に愉快そうに笑い声を上げる。
やがて二人の姿が寝室へと消えていく。
____そして宣言通り、夜が更けても、夜が明けても尚、
二人の熱が冷めることはなかった。