Your finger is soft like your lip, and sensuous.



「先輩、すきです……」


そう言って愛おしそうに、俺の指に頬を寄せる。


なんだこれは?

やばい。




「お前……手って、なんだよ…」

「すいません…」

「すっげえフェチ」

「あなたのせいです。もとからこんな趣味持ってないです」


むっとして城は俺をみた。


俺の手を頬から離し、手のひら両手で弄ぶ。

くすぐったい。


「この、手首と親指の付け根のラインが1番すきです」


そう説明しながらつーっとなぞった。

なんだか気恥ずかしい。



「細くも太くもないけど、角ばった指。

触ると思っているより、柔らかい。

そして何より、あなたのこの指はすごく優しいんですよ」


城は嬉しそうに、語るが俺にはなんのことかわからない。



「あなたは気づいていないんでしょうけど、この指は本当になににでも優しく触れるんです。
決して乱暴に扱わない。


そこが、すごく好きです」










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