貴方との想ヒ出日記
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昼休み

1組のヒカルに6送会で踊るダンスの練習あるのか聞きに行くと凄くヒカルの周りには人が居て。

同時に色々質問されてるみたい。

けど私を見つけたらすぐに私の聞きたいことがわかったのか。

「ゴメン無い!長縄の練習しなあかんから」

「わかった」

「じゃあカナと書く!」

「へ?」

「チョーク取ってくる!カナココ居れよ」

返事も聞かずに教室に戻って行ったシュウ。

一体何を書くん?

「フゥ〜♪」

シュウがチョークを取りに行ってる間にヒカルにからかわれた。

怒っといたけど何を書くかはまだわかんない。

「はい!チョーク」

「?」

私が?を浮かべているとシュウが笑ってプロジェクトの連絡板を指差した。

シュウはプロSの連絡板を一緒に書こう、と言ってるみたい。

「なんで私?」

「ヒカル長縄の練習言うてたから」

「あー私達のチーム全く練習してない」

「しろよ」

「優勝したら宿題無いねんて〜」

「お、いいな」

「優勝せんかったらAチームの人にも怒られるかも」

「あーあ」

「昨日のマーチング」

「保育園?」

「うん。

仲良しコンサートやって」

「何それそんなんあった?」

「あったみたいよ」

「へぇー

何書いたらいい?」

「うーん」

私は2組の教室のドアを見てます。

ネネとルキがニヤニヤしながらこっち見てるから。

「…お前らなんやねん」

シュウも気づいたみたい。

「別にぃ?」

「…キモッ」

シュウが小さくそう呟いたことは2人には内緒。

「3月にあるバレーボール大会のチームが決まりました。楽しみにしててください!

…みたいなのでいいんじゃない?」

「よしじゃあそうする」

「これ私いる?」

「なんて書いたらいいかわからんもん」

「ふーん」

「あ、カナ。赤と黄色のチョーク取ってきて」

「はいはい」

あ、赤無い。

オレンジでいっか

「黄色とオレンジでもよかった?」

「うん、ありがと」

一生懸命書くシュウ。

ここは特等席だな。

「他のとこも線引いとったろ」

「いいんかな?」

「いいやろ」

いろんなところに線引いて。

「よし、できた!」

キーンコーンカーンコーン

「お!ピッタリ!」

「凄いな」

「おぅ!はい、チョーク」

「ん、バイバイ」

「バイバイ♪」

昼休みは終わった。

夢のような昼休みは…。
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