スイートナイト
「優、先にお風呂入る?」

リビングに顔を出して聞いた私に、
「先に入ってて、書類のチェックをしたいから」

優は書類を見ながら答えた。

「そう、わかった」

私は返事をすると、先にお風呂に入った。


お風呂に入り終えると、ベッドにもぐりこんだ。

「はあ…」

私は息を吐いた。

もう、これでいいんだよ…。

巽くんにはこれから先、もう2度と会わない。

彼のアドレスの削除は…明日やればいい。

明日になったら、ちゃんと彼のアドレスを消そう。

心の中で何度も自分自身に言い聞かせて目を閉じようとした時だった。

「静希?」
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