ここに在らず。
「お前は…っ、甘えるのもいい加減にしなっ!」
ついにお祖母様からのお叱りを受けた。どうやら離れまでわざわざ足を運んで下さったらしい。
しかしその時に初めて私の様子を目の当たりにしたお祖母様は、ギョッとした様子を見せた。私がどんな風に見えたのかは分からないけれど、自分でも分かるくらいに目が重くて力が入らなかったから、きっと変な顔をしていたのだろうと思う。なんだか最近目が重いのだ。熱くて、なんだか押し込まれているような、そんな感覚がする。
あぁ、また怒られる…そう思ったけれど、身体が怠くて上手く動かない。あぁ、そっか。ここのところ食欲が無くて何も食べていないんだった。だからか…なんて思っていると、お祖母様はそのまま引き返して行った。今日はこれで終わりかと、私は特に疑問も抱かずにまた眠りにつく。