ROMANTICA~ロマンチカ~
俊夫の身体を熱くする女――旗丸理恵子。


彼女が俊夫の父親とも寝ていることを、俊夫は知っている。


 
女の乳房をワシづかみにする。



 
「うっ……」



 
女がもらす、かすかなうめき声。


 
彼の父親に抱かれる時も、同じ声を上げるのだろうか……。


 
ロマンス・グレーには程遠い初老の男に抱かれ、口を半開きにしてよがり声を上げる理恵子の像が脳裡に浮かんだ。



股間(こかん)から女の口が離れる。


 
それを俊夫は荒々しく立たせ、ベッドの上に押し倒した。


 
いきり立ったペニスで、俊夫は理恵子を貫いた。何度も、何度も。
< 111 / 369 >

この作品をシェア

pagetop