ROMANTICA~ロマンチカ~
――美少年、大きくて黒い犬……血の記憶……。

血の記憶?
 


「さあ、どうだろうね」 


 
涼輔さんが、はぐらかすように言った。
 
一瞬、あたしの頭の中で様々な光景が溶け合った。

そして、あたしは思い出した。夢の真実を。
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