キケンなアイツとの生活
その日の帰り、また校門に人だかりができていて、わたしは優ちゃんのトナリで足が止まった。
「相変わらず人気だね〜、って愛梨…?」
「また、もらってる。あの子、くっつき過ぎ。ニヤけすぎ」
「あらぁ、愛梨ちゃん嫉妬?」
「うるさいっ」
「愛梨、人格変わってるよ…」
だって、だって!また冬弥さん番号もらってるんだもん!!しかも、誰か知らないけどオンナの子、冬弥さんにベッタリくっ付いて!!それに冬弥さん、ニヤけすぎてんだもん!!あったまきた…。
「優ちゃん、帰ろ」
「え、冬弥さんはいいの?」
「いらない、あんなの!」
「まったく……」
優ちゃんはため息を吐いたけど、そんなのわたしには関係ない!と、優ちゃんの手を引いて冬弥のトナリを横切った。
「愛梨」
「………」
「愛梨ってば」
案の定、冬弥さんに声をかけられたけど、一度目は無視。二度目は、睨みつけて校門を出た。
「ねぇ、いいの?」
「いいの!」
「冬弥さんが取られても?」
「………」
それはヤダけど…。でも、あんなの見たら、わたしだってイヤだよ。あんなの見せつけられたらさ。
「あ、心配しなくても大丈夫だ」
「え?」
「ほら、王子来たよ〜。じゃ、わたしは帰るわ。またね〜」
「えっ、優ちゃん?!」
「相変わらず人気だね〜、って愛梨…?」
「また、もらってる。あの子、くっつき過ぎ。ニヤけすぎ」
「あらぁ、愛梨ちゃん嫉妬?」
「うるさいっ」
「愛梨、人格変わってるよ…」
だって、だって!また冬弥さん番号もらってるんだもん!!しかも、誰か知らないけどオンナの子、冬弥さんにベッタリくっ付いて!!それに冬弥さん、ニヤけすぎてんだもん!!あったまきた…。
「優ちゃん、帰ろ」
「え、冬弥さんはいいの?」
「いらない、あんなの!」
「まったく……」
優ちゃんはため息を吐いたけど、そんなのわたしには関係ない!と、優ちゃんの手を引いて冬弥のトナリを横切った。
「愛梨」
「………」
「愛梨ってば」
案の定、冬弥さんに声をかけられたけど、一度目は無視。二度目は、睨みつけて校門を出た。
「ねぇ、いいの?」
「いいの!」
「冬弥さんが取られても?」
「………」
それはヤダけど…。でも、あんなの見たら、わたしだってイヤだよ。あんなの見せつけられたらさ。
「あ、心配しなくても大丈夫だ」
「え?」
「ほら、王子来たよ〜。じゃ、わたしは帰るわ。またね〜」
「えっ、優ちゃん?!」