キスから始まるセカンドラブ
真っ赤に問いかける私を抱きかかえ、寝室のドアを開ける。



どうしていいのかわからずされるがままにベッドに下ろされた。近すぎる距離に視線を外すと額と額がぶつかった。



「そう。ずっと好きだった奈々が俺を見てくれてると思ったら止まらなかった。キスしたかった。でも、奈々はいきなりで嫌だったよな」



「・・・嫌じゃなかったです。私、あのキスで洸汰さんを好きになってしまったから」




「・・・奈々、俺とここで結婚前提として付き合ってくれませんか?」



「・・・はい」




こんな私でいいのか、智人さんのお下がりなのにとかそんなことを少しだけ考えたけれどもういい。






私が洸汰さんを好きで洸汰さんが私を好きだと言ってくれてる。それだけでもう・・.いい。
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