キスから始まるセカンドラブ
黒赤色の薔薇。花言葉は、決して滅びることのない愛。ゾクっとした。西田さんがニヤリと笑ったから。でも、幸いそのバラは置いてなかった。



「す、すみません。その花は今、うちにはなくて・・・」



「そうですか。なら薔薇なら何でもいいですよ・・・好きですよね?薔薇?」



ダメだ。もう証拠がなくてもこの人から一切の関わりを断ちたい。


もう、二度と顔も見たくない。左手をギュッと握りしめて覚悟を決めた。
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