キスから始まるセカンドラブ
「どうして、毎日お花を贈られるんですか?」



「喜んでもらいたいからですよ」



「でしたら、あなたにお花をお売りすることは出来ません」



「はっ?花を売れない?どういうことだ!」



「贈られた人が喜ばない花を売りたくありません!!お花は消耗品じゃありません!!」



早苗さんが慌ててカウンターから出てくる。でも、西田さんはそれより先に私の胸ぐらを掴んだ。


今にも殴りかかりそうだ。殴られてもいい。そうすれば傷害罪になる。下手に怯えるよりはずっといい。
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